< カシニョールと知り合ったのは数年前、彼が初めてムルロ工房に来た時でした。 ここは仲間同士でしか仕事をしない場なのですが、彼はすぐに皆に受け入れられました。 この作家は仕事場に居ると気が落ち着くようです。
ここでは手仕事と技能のみに重きが置かれているので、作家は世間の評判を笠に着てやって来るわけではありません。 画家は自身の分身である職人に戻り、リトグラフ職人たちは彼を真の仕事仲間として認めています。
朝早いうちに手動刷り機の前にやって来て、熟練技師にひけをとらない石版画の技術をそなえているカシニョールは、石版や亜鉛版の上で手を汚すのを厭いません。 こうして仕事に没頭するのです。 >
シャルル・ソルリエ